お見合いパーティーの成功率、成婚率 ~ お見合いパーティーは結婚できない?

お見合いパーティーの成功率、成婚率。
お見合いパーティーでは結婚できないって本当?
 
この記事では、お見合いパーティーの種類、カップリングのしくみの裏側を見ていきながら、お見合いパーティーの成婚率、成功率、お見合いパーティーで結婚できるか、結婚できないかを見ていきます。

目次

お見合いパーティー成功率、婚活パーティーの流れ

① お見合いパーティー、婚活パーティーの流れ

 今更ですが、お見合いパーティーの流れを簡単に紹介します。
お見合いパーティーや婚活パーティーは、基本的には男女の年齢、学歴、職業、年収などの条件を指定して開催されます。
  
 人数的には、5対5 ~ 20対20で、最近は10対10が多いようです。
人数が多いと疲れますし、疲れると、お見合いパーティーの成功率、成婚率にも悪い影響が出てしまいます。

② お見合いパーティー、婚活パーティーの流れ

1) 1対1で全員と話す回転寿司方式からスタート
1人あたり3~5分程度、自分の前の異性と会話をして、時間がきたら男性が席をひとつ横に移動。
引き続き、自分の前のる異性と会話をするの繰り返しで、参加者全員と話をします。
 
2) フリータイム
 回転寿司方式で一通り全員と話をした後は、フリータイムに入ります。
フリータイムは自分が気に入った相手と個別に話をする時間です。
各人が気に入った相手と自由に話が出来るタイプと、運営側が参加者の希望を聞いて1~3人と話をするタイプがあります。
 いずれにしろ、フリータイムは会話力大きなポイントになります。
 
3) カップリング
 フリータイム終了後、気に入った異性3人~5人を指名票に記入して提出、運営側がカップリングを行って発表します。
 カップリングされた男女は、任意に連絡先を交換して交際に入ります。

お見合いパーティーの形態、婚活パーティーの種類

 お見合いパーティーの形態、婚活パーティーの種類は、大きく2種類に分かれます。

① お見合いパーティー専門業者のパーティー

 婚活パーティーの専門業者が新聞や雑誌、web等で参加者を募集して開催されるお見合いパーティーです。
このタイプのお見合いパーティーの特徴は、プロフィールが自己申告ということです。
 
 身元保証型パーティーとしている場合でも、免許証、保険証等を提示するのみで、独身、学歴、職業、収入等の証明書類は必要ありません。
  
「東大卒、医師、年収2000万円」
 
・・・と言われても、本当かウソか判らないのです。
  
 実際、このタイプの婚活パーティーでは、交際してみると条件が違っていたという苦情が消費者センターに数多く寄せられています。
  
 もちろん、正確に自己申告をして、真面目に参加している方も多いと思いますが、特に女性の場合は不安が残ります。
 当然、このタイプのお見合いパーティーの成婚率、成功率は低くなります。

② 結婚相談所の会員向けのサービス

 結婚相談所の会員向けのパーティーですので、プロフィールは各種証明書類で確認済みで安心です。
ただ、結婚相談所の会員限定なので、結婚相談所に入会しないと参加できません。
その代わり、このタイプのお見合いパーティーの成功率、成婚率は高くなっています。

お見合いパーティーの成婚率、成功率とカップリングの関係

 お見合いパーティーの指名票には、第一希望、第二希望・・・と希望順に3~5名を記入します。
運営側が指名票を回収後、早ければ5~10分程度でカップリングが発表されます。
  
このカップリングの確率が、お見合いパーティーの成功率、成婚率というわけですが、皆さんは、このカップリングの仕組みをご存知でしょうか?

① お見合いパーティー・婚活パーティーのカップリングの仕組み

 実は、お見合いパーティーのカップリングには専用のプログラムがあります。
このプログラムは、指名票に記入された番号をパソコンに入力すると瞬時にカップリングを作ってくれるだけでなく、カップリングの数まで選択することが出来るのです。
 
1) 第一希望、第二希望と希望順位を優先したマッチング (マッチング数は最小)
2) 希望順位を無視して、とにかくマッチング数を最大にするマッチング
3) 上記2パターンの中間
 
 1)の方法では、極端な話、1番人気~2番人気の男女しかカップリングしません。
一方、2)の方法では、一番人気同士の男女がお互いを第一希望に選んでもカップリングはされず、あえて希望順位の低い相手とカップリングされたり、カップリングされないこともあります。
ちなみに、
 
1) お見合いパーティー専門業者は、カップリング数を最大にする
2) 結婚相談所の会員向けパーティーは、希望順位を優先する
 
・・・という傾向があります。

② お見合いパーティーの成功率、成婚率とカップリング数の関係

 カップリングの数が多ければ、婚活パーティーの成功率、お見合いパーティーの成婚率が高くなるような気がしますが、実は逆です。
 先述のように、カップリング数が多いのは、指名票の希望順位を無視しているからです。
希望1位同士、1位と2位といったカップリングなら、誰しも積極的に交際を進めますが、下位指名の相手とのカップリングでは・・・。

 お見合いパーティー・婚活パーティーの成功率・成婚率を上げるには、カップリング数は最小になっても、希望順位を優先することなのです。

お見合いパーティーは結婚できない! お見合いパーティーの成婚率と成功率

① お見合いパーティーの成功率が下がるのに、なぜカップル数を優先するか?

 お見合いパーティーの成婚率は、カップリングの数に左右されると紹介しました。
それんのに、お見合いパーティー専門業者が、お見合いパーティーの成功率が下がるのを承知で、カップル数を優先するのには次の2つの理由があります。
 
1) とにかくカップリング数が多いという実績
2) パーティー後、交際が続かなければ、また参加してくれる

 結果として、参加者をwebなどで公募するタイプのお見合いパーティーでは結婚できないという結果を生んでいます。
  
 一方、結婚相談所の会員サービスとしてのお見合いパーティーは希望順位を優先するので、カップリング数は少なくても、婚約まで至るカップルが多いのです。

② お見合いパーティーの成功率・成婚率の調査結果

 7年程前ですが、明治安田生命が「夫婦の出会い~結婚のきっかけ」についての調査を行いました。
その調査によると、お見合いパーティー(※)をきっかけに結婚したカップルは1.5%で、街角での出会いから結婚したカップルの約半分だったそうです。
街角での出会いというのは、いわゆるナンパです。
お見合いパーティーの成婚率、婚活パーティーの成婚率がナンパより低いというのは驚きです。

(※) お見合いパーティー専門業者のパーティーが対象です。
   (結婚相談所の会員向けパーティーは、結婚相談所の成婚率に含まれます)

お見合いパーティーの成功率、成婚率 ~ お見合いパーティーでは結婚できない? ~おわりに~

この記事では、お見合いパーティーの種類、カップリングのしくみの裏側を見ていきながら、お見合いパーティーの成婚率や成功率、お見合いパーティーで結婚できない理由を紹介しました。
  
でも、お見合いパーティーや婚活パーティーを否定している訳ではありません。
お見合いパーティーは、一度に多数の異性と話ができる、とてもよい機会です。
異性との会話が苦手な方はいい練習になりますし、どんな異性が自分に合っているかも分かってきます。
 
 お見合いパーティーでは結婚できないとか、お見合いパーティーの成婚率と成功率が低いとかは横に置いておいて、何度かは参加してみることをお勧めします。

特に、結婚相談所の会員向けのお見合いパーティーの成功率、成婚率は10%前後と高いので、機会があれば参加してみましょう。

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