年収600万円の独身男性の割合 ~ 未婚男性の年収分布

30代年収600万円以上の未婚男性はレアキャラです!
 
あなたは、年収600万の男性の割合は30代でどれ位か知っていますか。
独身男性の平均年収、未婚男性の年収分布を知っていますか。
 
 このページでは、未婚男性の平均年収、年収500万円~600万円以上の独身男性の割合などを見ていきます。

目次

女性が希望する未婚男性の年収は600万円以上?

 女性雑誌『JJ』の2020年の調査では、70%近くの女性が年収600万円以上の男性との結婚を望んでいます。
しかし、同年の総務省の調査では、年収600万円以上の独身男性は30代で約6%、40代で約8%
年収600万円以上の男性と結婚するのはかなり厳しいのが現実です。
  
下の表は、当会の30~40代の女性会員がお見合い申込みをした男性の年収を集計したものです。
 
結婚相手に望む年収 比率
400万円 ~ 500万円 48.3%
500万円 ~ 600万円 23.6%
300万円 ~ 400万円 10.4%
600万円 ~ 700万円 9.8%
700万円 ~ 800万円 5.6%
800万円以上 2.3%
  
 ほとんどの女性が、
 
1) 30代男性なら年収400万円~450万円以上
2) 40代男性なら450万円~500万円以上
3) 50代男性なら550万円~600万円以上
 
・・・を1つの基準として選んでいます。
  
 つまり、多くの女性が結婚相手に望むのは、理想は年収600万円以上の男性ですが、現実的には年収400万円~600万円の男性を選んでいるといます。

30代年収600万円以上の未婚男性はレアキャラ

 実際の独身男性の平均年収はどれ位でしょうか。
総務省の調査から各年代の未婚男性の年収のボリュームゾーン(※)を紹介します。
 
(※) 10人の年収の平均値を求める場合、9人が400万円で1人が1000万円なら、平均は460万円。 
1人の高所得者のために9人が平均以下になってしまいます。
 ボリュームゾーンは、最も人数多かった数値帯(年収帯)です。
先の例なら、10人中9人が400万円なので、ボリュームゾーンは400万円です。

① 20代後半の独身男性は年収300万円がボリュームゾーン

20代後半の未婚男性では年収300万円がボリュームゾーンです。
年収の分布は
  
1) 年収400万円台は約12%、
2) 年収500万円台は約6%、
3) 年収600万円以上は2%以下

② 30代前半の未婚男性は年収330万円がボリュームゾーン

30代前半の独身男性では年収330万円がボリュームゾーン。
年収の分布は
  
1) 年収400万円台は約20%、
2) 年収500万円台は約6%、
3) 年収600万円以上は約4%
 
30代前半になると年収400万円代の男性はかなり増えてきます。

③ 30代後半の独身男性は年収360万円がボリュームゾーン

30代後半の未婚男性の年収360万円がボリュームゾーンです。
年収の分布は
 
1) 年収400万円台は約20%、
2) 年収500万円台は約10%、
3) 年収600万円以上は約10%
 
年収500万円以上の男性が倍増しているのは、30代前半で年収400万円代だった男性の約半数が年収500万円代になったのでしょう。

④ 40代前半の未婚男性は年収410万円がボリュームゾーン

40代前半の独身男性は年収410万円がボリュームゾーンです。
年収の分布は
 
1) 年収400万円台は約30%、
2) 年収500万円台は約15%、
3) 年収600万円以上は約10%
 
年収500万円以上が約25%と全体の4分の1を占め女性の理想に近づいてきます。

未婚男性の年収の基準は「年齢×10万円」

① 独身男性の年収の合格ラインは「年齢×10万円」

 前章の総務省のデータから、独身男性の年収のボリュームゾーンは「年齢×10万円」と言えそうです。
 
そこで、30代男性で年収350~400万円、40代男性なら年収450~500万円あれば一応の合格ラインと考えては如何でしょう。
 
 総務省のデータでは、30代後半の未婚男性で年収400万円以上は40%なので、60%以上の女性は年収400万円以上の男性とは結婚ができないのです。
あくまでも数字の上だけですが・・・
 
 ただ、女性のご両親が年収400万円と聞くと、「そんなに少ないの?」と驚かれるかもしれません。
というのも、
 
「現在の30代の男性の収入は、30年前より200万円低い」
 
・・・というデータがあるのです。
(NHKと三菱総合研究所の調査)
 
 当時の30代男性は年収500万円がボリュームゾーン。
でも、失われた30年~コロナ禍と続いた現代では年収500万円は理想に近い年収となってしまいました。
 
「30代男性なら年収400万円あれば合格点」
「40代男性なら年収450万円はまずはOK」
 
・・・という基準が現実的です。
 
「年齢×10万円」を1つの目安とするのが良いでしょう。

② 男性の収入だけではなく世帯収入で考える

 男性の年収だけではなく、2人の年収を合算した世帯収入で結婚生活を考えていくのも良いでしょう。
 
 例えば、男性(夫)が年収400万円、女性(妻)が年収100~250万円であれば、世帯収入は年収500~650万円で結構余裕がでてきます。
 
 子供が出来るまでは独身時代と同じように共働きして貯金をすれば、出産後、子供が幼稚園or小学校に上がるまで、子育てに専念することも出来ます。
後は、夫の収入によって、パートor正社員or専業主婦かを考えれば良いでしょう。
 
 世帯収入という考え方で、お見合い相手を探すことが出来れば婚活の幅がグッと広がります。

独身男性の年収~キャリア女性はどう考える?

 今の時代、公務員や大企業勤務のキャリア女性の場合、一般的な未婚男性の平均収入を軽く超えていることは珍しくありません。
 
 そんなキャリア女性にとっては、結婚相手の男性に求める年収の額はますます高くなるのは仕方がないことだと思いますが、そこは、ある程度の割り切りも必要です。
 
 正社員として仕事を続けたい、キャリアを積みたいのであれば、男性への年収の希望はホドホドにして、自分が仕事に集中できるように、家事・育児をしっかりと分担してくれる男性を探してみるのはどうでしょう。
 
 高収入の男性は仕事が忙しく、つき合いも多いので、家事・育児の分担は難しいのが現実。
あなた自身のライフプランも考えて、男性の年収をボリュームゾーン辺りまで落としてみませんか。

年収600万円の独身男性の割合 ~ 未婚男性の年収分布 ~まとめ~

 総務省の調査によると, 年収500万円~年収600万円以上の独身男性は10%前後。
年収700万円以上の未婚男性となると5%以下というのが現実です。
数字の上では、理想の年収にこだわると女性の90%以上が結婚できないのです。
 
 そこで、男性の年収に関しては「年齢×10万円」を合格ラインとして考え、あなたの年収も合算した世帯収入、世帯年収で計算してみてはどうでしょう。
 
 30代~40代の未婚男性の年収の現実は厳しいものです。
年収500万円~600万円以上の男性にこだわらず、年収400万円+αであれば、まずはお見合いをしてお人柄に触れてみませんか。

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