婚活で専業主婦を希望すると結婚できない? ~ 結婚相談所の婚活で専業主婦狙い

給料がなかなか上がらない今の時代、夫婦共働きが大多数ですが、専業主婦を希望する女性も少なくありません。
とはいえ、婚活では専業主婦希望はあまり人気がありません。
 
この記事では、婚活で専業主婦を希望する女性が敬遠される理由、婚活で専業主婦狙いで成功するポイントを紹介します。

目次

専業主婦希望の女性の割合と結婚後の現実

まずは、専業主婦希望の女性の割合、結婚後の女性の仕事の現実を見ていきましょう。

① 専業主婦希望の割合と現実

下のグラフはwebリサーチのSirabeeの調査です。

一方、下のグラフは、国勢調査による現実の専業主婦と共働きの世帯数です。

 見ての通り、1990年代に専業主婦と共働きが逆転し、2022年には専業主婦は30%、共働きは70%となっています。
 仮に、専業主婦希望の女性が約30%であれば、数字の上では、皆が希望通りになる気がします。
でも、実情は少し違います。
下のグラフを見てください。

いわゆるM字曲線と言われるものです。
女性が出産を機に家庭に入り、子供が手を離れてから仕事に復帰していることを示しています。
また、年々、現役世代の専業主婦が減少し、共働きが増えているのが分かります。
(共働きには、子供が学校に通っている間のパートやアルバイト、家業手伝いなども含まれます)

② 専業主婦が減少している理由

 現役世代の専業主婦が減少し、共働きが増えているのには次のような理由です。
  
1) 住宅資金(住宅ローン)、教育費、将来のための貯金など、
2) 子供達に好きなものを買ってあげたい
3) 自分の自由に使えるお金が欲しい
4) 社会との接点を持っていたいから
5) 仕事がしたい
6) 夫が共働きを望んでいる、家計を折半している
 
 不景気が続き、夫の収入だけでは不足しがちなので夫婦共働きで頑張りたい、または、キャリア志向の女性が増えてきたということです。

一般社会でも婚活でも専業主婦希望の女性が敬遠される理由

この章では、一般社会でも婚活でも専業主婦希望の結婚が難しい理由を紹介します。

① 家計を1人で支えるのは大変だから

婚活で専業主婦希望が敬遠される理由1つ目は、男性が家計を1人で支えるのは大変だから。
別に男性が頼りなくなったという訳ではありません。
今の日本の経済状況を考えると、収入がどんどん上がっていくとは思えません。 
男性は、結婚後は働かないと言い切っている女性には不安を覚えてしまうのです。

② 2人で働いた方が豊かに暮らせる、子育てや老後の心配が少ない

婚活で専業主婦希望が敬遠される理由2つ目は、2人で働いた方が豊かに暮らせるから。
女性の収入をアテにしているわけではありません。
子育てや老後を考えると、一馬力よりも二馬力で働いた方が絶対的に有利なのは事実です。

③ 家計は半分ずつ家に入れる、自分の収入は自分のもの

 婚活で専業主婦希望が敬遠される理由3つ目は、結婚しても家計は折半という考え方。
特に東日本の男性に多く、高収入であっても家計折半を望むケースです。
お互いが家計に月10~30万円を入れるので、女性が正社員で働くことが前提になります。

④ 収入が少ないので、結婚生活には女性の収入が必要

 婚活で専業主婦希望が敬遠される理由4つ目は、収入が少ないので女性の収入が必要。
ただ、こういう男性と結婚しようという女性は少ないと思いますが・・・

婚活で専業主婦希望は難しい! それでも専業主婦になりたい理由とは

一般社会でも婚活でも専業主婦希望の結婚は難しいものです。
それでも、出来れば専業主婦になりたいという理由を再確認しておきましょう。

① 母親が専業主婦だったから

女性にとっては、一番のお手本は母親です。
同様に、母親が専業主婦家庭で育った男性も、女性に専業主婦を求める傾向があります。

② 母親がずっと働いていたので、子どもの時に寂しかったから

かぎっ子で寂しい思いをした経験があると、専業主婦希望になる傾向があります。
自分の子供には寂しい思いをさせたくない、せめて、小さいうちは専業主婦でいたいという事です。

③ 今まで働いてきたし、結婚したら働きたくない

 特に30代後半以上の女性に多い理由です。
今まで働いてきたから結婚後は家庭に入ってゆっくりした生活を送りたいということでしょう。
また、今の仕事、職場が好きでない女性も、専業主婦志望が強くなります。
 このケースでは、生活が落ち着いたら、別の仕事で復帰される方も少なくありません。

婚活で専業主婦希望の女性が結婚する方法

最後に、婚活で専業主婦希望で結婚する方法を紹介します。

① 専業主婦希望を前面に押し出さない

 婚活で専業主婦希望の女性が結婚する方法の1つ目は専業主婦を前面に押し出さない。
結婚後は働く気がないという姿勢では、男性から敬遠されます。
とはいえ
 
「結婚後は共働きします!」
 
・・・など、嘘を言うのはNG。
 
「結婚後の仕事については、結婚生活との兼ね合いを考えながら」
 
・・・というスタンスが大切です。

② 今の職場では家庭との両立は難しいというスタンス

 婚活で専業主婦希望の女性が結婚する方法の2つ目は、今の仕事と家庭の両立は難しい。
 
「結婚後に今の仕事を続けるのは難しい」
 
・・・ということを大前提に彼に話すのが良いでしょう。
  
結婚を機に一度退職して、結婚後3~6ヵ月で生活になれた頃、家の近くで仕事を探すという建前です。

③ 婚活では専業主婦希望は結婚後にアプローチする

 婚活で専業主婦希望の女性が結婚する方法の3つ目は、結婚後に専業集希望をアプローチする。
男性には申し訳ないのですが、婚活では専業主婦希望は結婚後にアプローチするのも一つの手です。
例えば、
 
1) 結婚を機に、今の仕事はやめる
2) 3~6ヵ月、生活に慣れてから仕事探すというスタンス。
3) 就活期間
4) 子供ができたら、子供が手が離れるまで家にいたい
5) 子供の手が離れたら、仕事に戻るというスタンス
  
・・・など、男性が「まっ、いいか」と思ってもらえるように、少しずつ進めていきましょう。
 
 でも、現実問題として、不景気がこれからも続いて彼の収入が上がらない、倒産やリストラの可能性もゼロではありません。
 
 婚活で専業主婦希望の女性が結婚するためには、イザという時には専業主婦に固執せず、夫を助けて働く覚悟もちゃんと持っておくことが大切です。

婚活で専業主婦を希望すると結婚できない? ~ 結婚相談所の婚活で専業主婦狙い ~まとめ~

 この記事では、専業主婦の現状、婚活で専業主婦希望の女性の結婚が難しい理由、婚活で専業主婦希望の女性が結婚する方法を紹介してきました。
 
今の時代、専業主婦より共働きのほうが圧倒的に多いのは事実です。
夫が一馬力で働くより稼ぐより、夫婦二馬力で稼ぐ方が、経済的に余裕ができます。
 
「女性も働いてくれたら、貯金もできるし、生活が豊かになるし」
 
・・・と、男性が考えるのも自然の流れです。
とはいえ、女性が正社員でバリバリ働くことを希望する男性は少数派です。
ストレスを溜めずに、仕事と家庭を両立できる程度の働き方を望んでいる男性が多いのです。
ですから、
 
「結婚後の仕事は、女性の意思に任せます。」
 
・・・という男性が一番多いのです。
 
とは言え、専業主婦希望を前面に押し出すと、経済面の全てを男性に押し付けていることと同じです。
これでは、男性に敬遠されても仕方ありません。
 
婚活で専業主婦希望の女性は、この記事を参考にして、上手に専業主婦の希望をかなえて下さい。
でも、結婚したら絶対に働かないというのではなく、生活の状況によっては働くという姿勢、心゛前補持っておくことは大切です。

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